和の結婚式、和風挙式、祝言など、日本式・和風の結婚式のHOW TO

結納

「結納」は恋人同士から婚約者に変わるセレモニー

「結納って、何?何をするの?」という声を聞きますが、結納は結婚式の3つの儀式のひとつです。「結納」は男性から女性へ、女性から男性へ結納品を納め合います。以前は仲人が双方の家を往復して結納品を届けていましたが、最近は一堂に両家の親族が集まり、その場で結納品の交換をする傾向が強くなっています。
どんな形にしても、結納式を行なうことは恋人同士だったふたりが両家が認める婚約者になったことを公にする、ひとつのけじめとなるのです。
しきたりにこだわらないカップルでも「けじめ」だからと、70%以上が何らかのスタイルで結納式をしているというデータがあります。

結納式は宮中では「納采」として伝統に従って行なわれています

結納は、16代仁徳天皇の皇子が婚約したときに「納采の儀」を行なったのが起源とされています。
現代でも、皇室の婚礼では古式に則った「納采の儀」が行なわれています。

結納品の水引の美しい飾りはとってもステキです

結納品は目録、金包、麻を除いて全て保存食です。

  1. 長熨斗(ながのし/干し鮑を奉書に包んだ物で、贈り物には必ず付ける。鮑は海の物なのでこの贈り物は「新鮮」ですという意味)
  2. 目録(結納品の全てが記入され、贈る相手の名前と贈る人の名前が書かれている)
  3. 金包(結納金のこと)
  4. 勝男節(鰹節。強い男の意味の語呂合わせ)
  5. 寿留女(スルメ。当て字でおめでたい意味)
  6. 子生婦(昆布。子宝に恵まれるようにの語呂合わせ)
  7. 友白髪(麻。植物の麻を梳かして白髪に見立てて)
  8. 末広(扇子。要から広がる形がめでたい)
  9. 家内喜多留(お酒を入れる樽の事で、今は酒料の包み)

神社で神様にふたりが婚約したことを報告する「結納式」も挙げられます

最近の結納式はホテルや料亭、レストランなどで行なうことが多いですが、神社でも結納式を挙げてくださるところがあります。神殿で神職によって行なわれますが、式次第の中に玉串奉奠や一献式(結婚式ではないので御神酒は一杯だけ頂く)があるので、神前結婚式の練習になります。
結納式後は、食事会をして両家の絆を深めます。

日本の結婚式独特の仲人、媒酌人の役目

昔の結婚式は仲人が重要な役割を持っていました。
ふたりの出会いがどうであっても結婚式を挙げるために双方の意見を聞いたり、日取りを決めたり、結納式の手はずを整えたりと、様々な役目を果たすのが仲人です。
両家が遠方であっても、両家を往復して結納品を届けます。結納品を受ける側は酒肴を用意して仲人の労をねぎらいます。
仲人はふたりを結びつけた責任で一生ふたりのアドバイザーの役目も果たしたのです。
結婚式当日は媒酌人として夫婦で挙式に立ち会い、媒酌人は花嫁の介添え役も引き受けました。また、新郎新婦に続いて玉串奉奠をするなど神前結婚式では重要な役目を果たします。披露宴ではふたりを紹介する役目もあります。
仲人と媒酌人は本来同じ人が行なうのですが、社会的立場などを考慮して、社会的地位のある方に、媒酌人をお願いする風潮が生まれました。
現在はほとんどのカップルは媒酌人をお願いしなくなりましたが、日本の結婚式では仲人、媒酌人は結婚式進行上重要な役目を負っていたのだと知るのも、基礎知識として必要でしょう。

結婚を機に贈り物のしきたりを覚えましょう

品物を贈ったりお金を渡すときになぜ熨斗や水引を付けるか知っていますか。
熨斗の中に描かれている黄色のもの(イラスト参照)は干し鮑をイメージしたものです。鮑を薄くそいで引き延ばし、天日に干した物を奉書に包んで鮑熨斗が作られるのです。
なぜ干し鮑を付けるのかといいますと、新鮮である海の幸の鮑を付けることで、贈り物が新鮮である事を意味します。ですから、海の物を贈るときは熨斗は付けません。
また、生臭物を嫌うという習慣から仏事には熨斗は付けません。皆さんが香典袋を手にしたとき熨斗がないことに気がついているでしょうか。

結びきり

結びきり
結婚式だけに使われます。水引は向かって右が赤、左が白になるように10本の水引で固結びにします。水引の色を白黒にすれば仏事用に。

鮑結び

鮑結び
「淡路結び」と呼ぶ土地もあります。この結び方は結びきりを豪華に見せるための結び方で、紅白の水引は結婚式、白黒の水引は仏事に。

蝶結び

蝶結び
結婚式以外のお祝い事に使われる結び方です。 結びきりと違ってお祝い事は何度あってもよいという意味を込めてほどける結び方に。

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